2024.6.4 歯と口の健康週間
- 公開日
- 2024/06/04
- 更新日
- 2024/06/04
校長室より
今日から10日までは、「歯と口の健康週間」です。
1928年(昭和3年)に、日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施したことから、途中、ネーミングを変えながら、現在に至っており、「歯と口の健康週間」になったのは、平成25年からです。
この時期になると、全国各地で、歯科疾患の予防や、歯の寿命を延ばすことを目的とした様々な啓発イベントが開催されます。
今日から始まった、給食の「よく噛む献立」の登場も、そういった週間を意識した取り組みの一つです。献立表には、「よくかんで食べることで、歯を丈夫にし、体の健康にも役立ちます。給食では、かみ応えのある食品や歯の材料となるカルシウムの多い食品を出します。」とあります。しっかりいただきたいところです。
ちなみに、年々、児童生徒一人当たりの「う歯(むし歯)」の本数は、上記のグラフ(令和4年度学校保健統計(確定値)資料(プレス資料))にもあるように、年々、減少しているということで、大変、いいことです。令和4年度の中学生の値は、「28.24%」となっています(むしろ昭和54年の「94.52%」という値が、驚きの値)。
しかし、ファストフードや、柔らかい食べ物が増えてきた関係で、歯周病等の疾患の数が少し増えているのだそうです。虫歯が減っても、その土台を痛めてしまっては、歯を痛めるのと同じか、それ以上のダメージを与えることにもなりかねません。
歯と歯茎の健康をしっかり維持するためにも、今日からの献立のように、かみ応えのある食品を意識的に摂取することは大切なことですね。そして、いくつになっても、健康な歯と歯茎を維持できるように心掛けたいものです。
(グラフの文字が小さく読みにくくなっています。詳細をご覧になりたい方は、上記の「令和4年度学校保健統計(確定値)資料(プレス資料)」をクリックいただき、該当ページにある「令和4年度学校保健統計(確定値)の公表について (PDF:480KB)」をクリックください)