学校日記

2024.6.5 シャトルラン

公開日
2024/06/05
更新日
2024/06/05

校長室より

いよいよ「体力テスト」も大詰め。3年生は、「シャトルラン」にチャレンジしていました。
このシャトルランは、2024.5.2 体力テストでも、お伝えしたように、平成10年度から取り入れられるようになった種目なので、経験していない保護者や地域の方もいらっしゃるでしょう。

測定方法は、次の通り。



●20m間隔で平行に引かれた2本の線の一方に立ち、スタートする。

●一定の間隔で1音ずつ電子音が鳴る。電子音が次に鳴り始めるまでに20m先の線に達し、足が線を越えるか、触れたら、その場で向きを変える。この動作を繰り返す(電子音が発音された後、基本的には「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド(往路)」「ド、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ド(復路)」の音がなり、次の電子音が鳴るまでの間隔を8音で表している)。

●CD等によって設定された電子音の間隔は、初めはゆっくりであるが、約1分ごとに電子音の間隔は短くなる。すなわち、速度は約1分ごとに増加していくので、できる限り電子音の間隔についていくようにする。

●CD等によって設定された速度を維持できなくなり走るのをやめたとき、または、2回続けてどちらかの足で線を超えるか、触れることができなくなったときに、測定を終了する。



このシャトルラン、中学生の平均値は、中1男子が「71.57回」、中1女子が「56.33回」、中3男子が「94.81回」、中3女子が「62.12回」となっています。個人的には、思ったより平均値が高いな、と思いました。

ちなみに、CDの音声は「247回」までできるとのこと。徐々に、ラップタイムが速くなりますが、200回を超えたところでも、「時速12.5km」ということで、フルマラソン男子の日本記録にあてはめると「時速20km」であることを考えると、247回の記録は狙えそうな感じです。

しかし、世界記録は「165回」とのこと。これは、「折り返し」があるために、達成が不可能となっているようです。どんどんスピードが上がるのに、毎回、必ず20mごとに、折り返しのためにスピードを落とさねばならず、そこから「再度のダッシュ」を繰り返すとなると、なかなかスタミナロスになりそうです。
ネット上では、「シャトルランの限界247回は、人間には不可能」とあり、「200回も無理」とあります。

ちなみに、今日の3年生1・2組では、120回前後を走る男子がいて(10点満点中の9点!)、感心しました。あと一歩で満点だっただけに、悔しさを表していましたが、力を出し切ったという姿が印象的でした。3年1・2組の皆さん、お疲れ様でした!