学校日記

2024.8.2 飲み過ぎ注意!?

公開日
2024/08/02
更新日
2024/08/02

校長室より

暑い日が続きます。ついつい飲む量が増えてしまいます…。と言っても、大人が飲むビールの話ではありません。ここでいう「飲む量」とは、ペットボトル飲料のこと。古中生の皆さんは、1日あたり、どれくらいのペットボトル飲料を飲んでいるでしょうか…。

8月1日の山陽新聞のコラム「滴一滴」に、以下のような興味深い記載があったので、引用・掲載します。



炎天を振り仰いでラムネを飲む醍醐味(だいごみ)を、子ども時代に知った人は多いだろう。冷たい泡が唇をはじき、喉を下る—。特別なひとときだったからこその思い出と言えようか▼今は量販店や自動販売機であらゆる清涼飲料水をいつでも買える。水、コーヒー、お茶、野菜ジュース、スポーツドリンク。ありがたくはあるが、飲むたびに感激することもない▼生産量は増え続け、容器別ではペットボトルの比率が約8割まで上がった。国民1人当たり毎日500ミリリットルのを1本飲んでいる計算になるそうだ。これも熱中症対策としてまめに飲む大切さが知れ渡った影響か▼一方、まだあまり知られていないのが「ペットボトル症候群」のリスクである。糖分の多いものを大量に飲むと、急性の糖尿病のような症状が引き起こされる恐れがある。喉の渇きや倦怠(けんたい)感、重度になると意識障害まで出るという▼ちなみに、ラムネは幕末の黒船がもたらしたレモネードがなまった名称。早速売り出した明治人に岡山県美咲町出身の岸田吟香がおり、手掛けたキャッチコピー「清涼甘美なる飲料」が話題を呼んだ▼ラムネはさておき、体にいいイメージがあるスポーツドリンクも運動時でなければ糖分過剰とされる。8月もいよいよ幕を開けた。酷暑の日々が予想される中、“甘美過ぎる飲料水”の誘惑にはご注意を。


ちなみに、「コーラ」には、どれくらいの糖分が含まれているか、知っていますか?「100mlあたり11.3g」とありますが、「500ml」に換算すると、56.5gになります。これが、どれだけの量か、わかりやすく例えると、「スティックシュガー(3g)×19本」になります。

スティックシュガーの封を次々に切って、ボトルに19本入れ続ける…、と想像すると、少し怖くなります。成人の大人の1日の摂取量は「25g」というのですから、たった1本の500mlのコーラで、2倍以上の摂取となります。肥満や糖尿病の原因になるのもうなずけます。スポーツ飲料も100gあたり約5gですから、スティックシュガー8〜9本分です。あなどれません…。

甘いペットボトル飲料を「飲まないように」とは言いませんが、飲み方に注意が必要になってきます。「暑いから…」と言って、毎日飲まない、一度に多量に飲まないなど、自分をコントロールすることが大切ですね。麦茶や水など、上手に水分を摂取して、この夏を乗り切りましょう。

ペット飲料、糖分にご用心:山陽新聞デジタル|さんデジ (sanyonews.jp)