2024.9.3 校内教育支援センター
- 公開日
- 2024/09/03
- 更新日
- 2024/09/03
校長室より
8月30日付中日新聞の記事に「『校内教育支援センター』の全国の公立小学校の設置率が46.1%だった」という記事がありました。サブの見出しには「公立小中 不登校対応、地域で差」と。ご覧になった保護者の方もいるかと思います。
この「校内教育支援センター」は、自分の所属する教室の中に入れない児童生徒の居場所として、校内に設置している部屋で、「校内フリースクール」とも呼ばれます。
では、全国で46.1%、愛知県は38.8%の設置率の中、「本校はどうなのか」と思われた保護者の方もいるでしょう。
本校には、通称「ほっとルーム」として、校内教育支援センターを設置しています。ほっとルーム担当の教員の他に、全ての時間に、本校の教員が常駐する形になっています。また、写真のように、職員通用口の横にあることから、生徒用の玄関から入りにくいのであれば、職員通用口から入れる形になっています。
1学期には、多い時で、1日あたり二桁近くの生徒がほっとルームに来室していました。自分のペースで学習を進めるなどして過ごし、有効に活用されています。
文科省は、「学校及びその設置者は、教室に入れない児童生徒には校内教育支援センターを活用した学習の継続に、学校に登校できない児童生徒には教育支援センターを活用した学習支援等に取り組む」ことが重要であることを通知文として発出しており、各校には、その設置に努めることが求められていますが、本校は、私が20年前に在籍していた時から、そうした空間が確保されており、ある意味、先進的な取組をしてきています。
教室に入りづらければ、ほっとルームを利用してもらえばいいですし、不登校の生徒が、「学校に行ってみようかな」と思ったときに、「まずは、ほっとルームから」でもいいです。学校に足が向くのであれば、ぜひ活用してもらいたいと思うので、そんなときは、担任等に相談していただければと思います。
2学期も、古中生の一人一人をしっかり支援していきます。