2024.9.6 総合避難訓練
- 公開日
- 2024/09/06
- 更新日
- 2024/09/06
校長室より
2日(月)の始業式の日には、前日の「防災の日」にちなんで、消防署員立会いのもと、「総合防災訓練」を行いました。
一般的に、この地方の小中学校では、学期に1回程度の避難訓練を行います。1学期には、所属する教室からの基本的な避難経路の確認を行う目的で実施し、2学期、3学期は、様々なシチュエーションを想定した訓練を実施することが、最近では一般的な年間計画となっています。また、消防署員に立ち会っていただく会を設けることで、緊張感が漂い、より「生きた訓練」となります。
ちなみに、「この地方の」とあるのは、例えば、海に近い、知多半島、渥美半島などにある学校は、津波を想定した訓練などを、月に一度程度行っている学校もあり、地震発生時の訓練のテーマややり方は、地方によって、異なっています。
さて、2日に行った、本校の訓練は、次のようなシチュエーションで実施しました。
●地震が発生したため、まず、机の下などに身を隠す(シェイクアウト訓練)。
●揺れが収まるも、コンピュータ室から、電気系統が原因となる発火による火災が発生。
●同時に、正門近くにある「東風の門」の石柱が激しい揺れのために倒壊。
●119に通報。教員による初期消火を実施。
●初期消火による消火ができなかったため、コンピュータ室や、正門を避けて運動場へ避難(この日は、グランドコンディション不良により、体育館へ避難)。
●避難後、点呼をすると、避難できていない生徒がいることが分かったため、教員が再び校舎の中へ捜索に。
●捜索による生徒を発見し、一緒に体育館へ避難。
という流れです。
「火災発生現場から職員室への連絡」「危険個所を避けた臨機応変な避難経路の確保」「教員によるグループに分かれた捜索」…などなど、実際に考えられることを想定し、動き、その判断が適切であったかどうか、終了後、消防署員から、指導助言をいただきました。
南海トラフ地震の発生も、現実味を帯びつつあります。いざというとき、生徒の安全を第一に、的確に対応できるよう、今後も、さまざまなことを想定しながら、訓練を積み重ねていきます。
(※ 写真は、訓練終了後、消防署員から振り返り等を聴く生徒の様子です)