2024.10.9 学生による体験活動
- 公開日
- 2024/10/09
- 更新日
- 2024/10/09
校長室より
例年、この9月下旬のこの時期に、教育実習生を受け入れていますが、それとは別に、教師を志している大学1・2年生の学生による「体験活動」を受け入れています。
教育実習生や体験活動実習生の対応は、ややもすると、学校が負担に感じたり、担当教員の働き方に影響を及ぼしたりすることも考えられます。しかし、私たちも教育実習で先輩方にお世話になってきましたし、教育界を持続・発展させていくためにも、個人的には、前向きに対応するべきだと思っています。
さて、この「教育実習」以外の「体験活動」を1・2年生のうちから行うというのは、価値のある活動だと感じています。
学生を送り出している大学の目的は、以下の通りとなっていました。
1年生「学校体験活動入門」:体験的に学校教育に触れる機会を設定し,子ども理解への関心を高め,教職や教育を支える専門職等への意欲を高めるとともに,卒業後の自分の在り方をイメージし,今後の大学での学修を充実させる。
2年生「学校体験活動1」:「学校体験活動入門」の経験を生かし,教育施設等で継続的に体験活動する機会を設定し,より一層子ども理解を深め,教職や教育を支える専門職等への意欲をさらに高める。
さらに、3・4年生でも、また別の体験活動をするようです。
全ての大学がこうしたプログラムを設定しているわけではありませんが、学生は、教育実習前に学校の様子を知ることで、実習に対するハードルが低くなることも考えられ、段階的に体験活動を実施することで、教師の仕事に対する理解と価値付けも加わっていくと思われます。また、若い学生が校内にいることで、受け入れる学校に活気が加わり、教員も刺激を受けます。
幸い、ここ数年でも、本校で体験活動したり、教育実習を行ったりした学生の何人かが、教員採用試験に合格し、教員になっていることは、大変うれしく思います。
古中生には、教員を目指す大学生を応援してほしいですし、保護者の皆様には、温かく見守っていただき、そうした現在の学校の体制にもご理解をいただけると幸いです。もちろん、今の古中生にも、教員という職業を選んでくれるとうれしく思います^^