2024.11.3 横田教育文化事業弁論大会
- 公開日
- 2024/11/03
- 更新日
- 2024/11/03
校長室より
昨日は、横田教育文化事業弁論大会が行われました。この弁論大会ですが、教育文化の振興を図るため、名誉市民で文化勲章を受章された、故横田喜三郎氏の意向に基づき、豊かな人材育成のために実施されているものです。かつては、作文の内容で、受賞者を決定していましたが、現在の「弁論大会」に形を変えて、弁論大会としては、今年で第16回となりました。
横田喜三郎氏は、1896年に江南市赤童子町に生まれると、東京帝国大学(現・東京大学)を卒業後、1960年に第3代最高裁判所長官を務められた方です。大きな功績の一つに、戦後、日本の憲法が定められた際、それまでの「片仮名文語」から,「平仮名口語」に表記を変えることを提案したというものがあります。これにより、民衆にとって、憲法がより分かりやすく、親しみやすいものとなりました。
さて、昨日の弁論大会は、「私の『将来の夢』を語る」をテーマに、市内の中学校3年生、高等学校2・3年生の代表20名が参加し、夢をもったきかっけや、その夢を実現させるために何ができるかを、それぞれに発表しました。
中学生の部では、本校の加藤さんが、見事、最優秀賞を受賞されましたが、閉会式では、加藤さんに対し、次のような講評をいただきました。
学校での先生の言葉から、自己理解を深め、教員への道を志す決意が発表にありました。その表現には、鋭い感性が感じられました。なんといっても迫力のある論調、全身を使って表現した態度、これらは、大変見事でした。
加藤さんの発表が素晴らしいものであったことが伝わってきます。そして、全体の発表に対して、次のような講評がありました(文責水谷)。
現代は、先を見通すことが困難な時代だと言われていますが、今のこの時代に必要なのは、人、体験、書籍、言葉等との「出会い」、もっと知りたいという思いからくる様々な実践や経験等の「主体性」、諦めず、自分の可能性を信じ、努力をし続ける等の「強い意志」なのだと改めて、思わされました。これらを持ち合わせている皆さんであれば、夢の実現に向け、努力をし続け、自分の可能性を信じて前へ進むことができると、強く確信しました。
ぜひ、古中生の皆さんにも、上記の3つのキーワードである「出会い」「主体性」「強い意志」をもってほしいと思いました。そして、将来の夢に向けて、がんばってほしいと思います^^