学校日記

2024.11.7 研究発表会

公開日
2024/11/07
更新日
2024/11/07

校長室より

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この時期は、全国の多くの学校で、「研究発表会」というものが行われており、多くの先生が、当該校へ足を運び、研鑽を深めることを行います。
私自身、昨日は、みよし市の中学校へ、本日は、岩倉市の小学校へ、来週は、扶桑町の中学校へ、再来週は、北名古屋市の小学校へ…と、いくつかの学校の発表会を拝見します。

本日は、そんな「学校独自の文化」とも言える、「研究発表会」のメリットについて、少し解説します。

「研究発表会」とは、各校が子供たちの様々な力を向上させるために設定した「研究主題」に基づいた研究の取組の成果や授業実践等を公開し、その成果を伝えるとともに、評価を得ることで、さらに研究を深化させていくものです。

毎年発表会をしている学校を除き、多くの学校が、発表会当日から逆算をして、2〜3年前より準備を始め、定期的に校内での会議を重ねながら、学校によっては、1年前に「中間発表会」をしたり、定期的に学校を公開したりするなどし、その方向性について確認をしながら進めていきます。

この研究発表会を実施すると、教職員の「授業観」「指導観」等が統一されていきます。そうすることにより、どの教員がどの学級で指導をしても、子供たちは、いい意味での授業に向かう姿勢の統一が図られ、安心して授業を受けることができます。

教職員は、こだわりをもって指導に当たることで、自身の指導の「引き出し」が増えていきます。手応えを感じることができた研究理論は、後の教員人生で引き続き活用されることもしばしばあります。

そんな研究発表会に参観し、刺激を受けると「自校の実践にも導入してみよう」ということになり、研究の成果が広く活用され、子供たちの力量向上にも結びつきます。

なかなかエネルギーが必要な実践ではありますが、上記にあるように、多くの教職員、子供たちにとってメリットがあります。
保護者の皆さんには、そんな文化があることをご承知おきいただければ幸いです^^

(※ 写真は、150人ほどの参観者がいることから、体育館で授業公開をしている研究発表会の様子です)