学校日記

2024.11.16 相国寺展

公開日
2024/11/16
更新日
2024/11/16

校長室より

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先週末に、愛知県美術館で開催されている「相国寺展」に行ってきました。

「相国寺」(しょうこくじ)は、室町幕府三代将軍・足利義満(1358〜1408)が建立した、金閣寺、銀閣寺の通称で名高い鹿苑寺、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山です。

そして、その相国寺は、数多くの芸術家を育て、輩出してきた寺としても有名です。美術の教科書や資料集に掲載されている、水墨画の雪舟(せっしゅう)や、画家の伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)などが該当します。
現在、その相国寺、鹿苑寺、慈照寺が所有する、数々の美術品は、相国寺境内にある「承天閣美術館」に収められ、公開されています。

今回の展覧会は、その相国寺承天閣美術館開館40周年を機に開催されたもので、今秋の愛知県美術館と、来春の東京芸術大学大学美術館の2箇所で開催されるものです。

展示物には、「足利義満像」や、伊藤若冲「竹虎図」、円山応挙(まるやまおうきょ)「牡丹孔雀図」など、歴史の教科書や、美術の教科書で一度は目にしたことがある有名な作品や、鹿苑寺の障壁画など、みどころがたくさんありました。

個人的には、伊藤若冲の鹿苑寺の障壁画(襖絵)を見られたのがよかったです。五十面にものぼる障壁画は圧巻でした。

感心したのは、訪れている客の年齢層が比較的高い中、中学生と思われる男子4人グループが、感想を交わしながら真剣に見入っていたもの。決して「茶化す」のではなく、きちんとした感想を伝え合っていたのは印象的でした。美術好きなのか、歴史好きなのか分かりませんが、興味があるものを追究するその姿勢は、きっと様々なことに対して、プラスに働くように思いました。

開催期間後半になり、徐々に混んできているようです。テスト明けの週末はあと1回しかありません。基本的に、こうした美術展は、中学生以下が「無料」であることから、興味のある古中生は、家族とともに出かけてみてはいかがでしょうか^^

相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展—金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史
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