学校日記

2024.11.29 裸眼視力の低下

公開日
2024/11/29
更新日
2024/11/29

校長室より

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11月27日(水)に、文部科学省が「2023年度(令和5年度)学校保健統計調査」の結果(確定値)を公表しました。園児から高校生までを対象に行った健康調査ですが、「身長・体重」などの発育状態や、「2024.11.8 いい歯の日」で紹介したように、歯・口腔の疾病、視力、主な疾病・異常等を調査するものです。

その中でも、今回、注目したいのは、「裸眼視力1.0未満の者の割合」というもの。昨年度より減少し、高止まり傾向が見られるものの、年齢が高くなるにつれて増加する傾向にあり、「中学校60.93%」「高校67.80%」と、中高生の約3人に2人が、眼鏡等が必要になってくる、眼視力1.0未満の視力になっています。

ご存じのように、スマホやタブレット操作をはじめとした、「長時間、近くを見る作業」が増えたことは、要因の一つにあげられるように思います。
昭和54年の中学校の値は、統計を取ってからの最低の値の「35%」でした。45年も前の話ですが、現在では、当時に比べ、倍近くになっています。

個人的にも、私が中学生の頃は、視力検査をするとき、基準の立ち位置の後ろからでも「2.0」が見えていたことから、当時は、自称「視力2.3」と、冗談で言っていたくらい、視力はよかったものです。しかし、教員になり、パソコンを操作する業務が増えるにつれ、視力が悪くなり、現在では、運転時など、場合によっては眼鏡を着用しなければならないようになってしまいました。

一旦、視力を悪くすると、元に戻すことは難しいと言われ、特に、子供の近視は進行しやすいとも言われます。
日頃から、ディスプレイを見る時間や、操作時の姿勢などに気をつけ、視力が悪くならないよう気をつけたいものです。

令和5年度学校保健統計(確定値)の公表について