2024.12.18 ミカンの木
- 公開日
- 2024/12/18
- 更新日
- 2024/12/18
校長室より
本校の南館(本館)の南側には、シンボルツリーのハナミズキの他に、ミカンの木が植えられています。
このミカンですが、現在数えると、4本のみとなっています。
私が、20年以上前、本校に勤めていたときは、15本程度植えられていたように記憶しているので、激減しているのです。
話を聞くと、台風の暴風で倒れたり、自然に朽ちたりし、徐々に減っていったとのこと。しかも、現存する4本のうち、今年、結実した木は、3本しかありませんでした。
そんなミカンですが、12月になり、実がきれいなオレンジ色になったことから、一つ収穫してみました。皮が厚めなので、「酸っぱいミカン」を想像していたのですが、食べてみると、酸っぱさよりも甘みが勝るような味で、おいしくいただけました。
時代を紐解くと、20年以上前に勤めていたときは、毎年この時期に「収穫祭」がありました。この時期は寒いことから、月曜日朝の朝礼は「放送朝礼」(今で言う、オンラインによる朝礼)でしたが、12月第1週くらいのタイミングで、ミカンを収穫する様子を朝礼時にカメラで中継をし、全校で収穫を祝ったものです。
収穫祭後、数多くのミカンが収穫できたときは、「一人につき『1個』」のミカンが、給食時に全校生徒に配られ、保護者会で学校に来ていただいた保護者にも、複数のカゴいっぱいに入ったミカンを「ご自由にお持ち帰りください」の貼り紙を添え、たくさん配布したものです。今思えば、「1,000個」は収穫できていた計算になります。
しかし、現在は、多くて数十個となり、残念ながら、とても配れるような数には及ばなくなってしまいました。
しかし、数は少なくなろうとも、ハナミズキと同様に、50年近くの樹齢になるかと思います。なんとか、1本でも多く、後生に残していけるとよいな…と思うのでした^^