学校日記

2025.1.5 「勉強をする癖がない子は…」

公開日
2025/01/05
更新日
2025/01/05

校長室より

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https://konan.schoolweb.ne.jp/2320016/blog_img/208292237?tm=20250203120257

年内に読んだスポーツ関連のニュースサイト「THE ANSWER」に、箱根駅伝に関する興味深い記事がありました。タイトルは、「箱根駅伝監督、令和の指導論」というもの。箱根駅伝常連大学の監督に対するインタビュー記事ですが、学業と陸上に関することにも触れていました。

思わずブックマークしたのですが、古中生にも、ぜひ感じて取ってほしいと思ったので、その記事の一部をここで引用・紹介させていただきます。

法政大学の坪田智夫監督は次のように語っていました。



スカウティングの段階で、高校の先生が『この子は性格は大丈夫だけど、勉強はもうひとつ』というと、私は足踏みします。(中略)私も決して勉強ができるタイプではなかったですけど、必死にやりました。できないのはしょうがないけど、やらないのとは違う。勉強をする癖がない子は、陸上で自分で考える癖もつかないので成長するのが難しいと思います。学業を疎かにするのは、手を抜く癖だと思うんです。私が学生たちを自分の目で見て、指導できるのは、1日のうち4、5時間です。残りの時間は、正直なところ何をしているのか、分からない。勉強をする癖がない子は食事や睡眠でも手を抜くと思うので、『勉強が』と先生やその子が言った時点で、私はちょっと引いてしまいます。


というもの。これまで私が伝えてきたキーワードの「24時間をデザインする」「セルコントロール力」の大切さが盛り込まれています。

決して得意でなかったり、好きでなかったりするかもしれない「勉強」から、いかに逃げずに向き合えるか。そういうことが「できるか、できないか」は、その他の活動に影響を及ぼすであろうという、坪田監督の考え方に自分も賛同するところがあります。
特に、チームプレーである駅伝は、誰かが足を引っ張るようなことがあれば、成績やシード権獲得の有無に大きく影響を及ぼすことがあります。日頃から自分を律する力がないと、とても「20km」という距離を全力で走り切ることはできないでしょう。

インタビューの後半は「自分で考える」ことの大切さについて触れていますが、このキーワードも、「24時間をデザインする」「セルフコントロール力」に大いに関連付けられるものです。ぜひ、記事の詳細は、以下をクリックして読んでください。3学期からの心構えに活かすことができる内容だと思いますよ^^

"最近、箱根で外さない大学"法政の強さ 指導は「自分で考えさせる」、東洋の強化+帝京の育成を融合 | THE ANSWER