2025.1.12 雪のオノマトペ
- 公開日
- 2025/01/12
- 更新日
- 2025/01/12
校長室より
今シーズン、初めての積雪となった10日(金)。この辺りは、思ったより積もらなくて良かったという印象ですが、県内でも伊吹おろしがダイレクトに吹く、一宮市や稲沢市、また木曽川を境にした岐阜県は、かなり積もったり、橋が凍結したりするなどし、移動には困難を伴ったようです。
さて、そんな雪ですが、「雪」とひとことで言っても、雪を表す言葉には、雪の粒の種類から、降り方、状態等の様々な表現があります。
今日は、その中でも、「降り方」について、「雪のオノマトペ」として話題にしたいと思います。
雪のオノマトペには、以下のような表現と意味があります。
・こんこん:雪が絶え間なく降る様子。
・ふわふわ:たくさんの粉雪が風で舞う様子。
・しんしん:雪が静かに降る様子。
・ちらちら:雪がひるがえりながら降る様子。
・はらはら:雪が軽やかに降る様子。
・どかどか:粒の大きな雪がたくさん降る様子。
・めんめん:綿々。長く降り続いている様子。
・ひひ:霏霏。絶え間なく降り続く様子。
・しょうしょう:蕭蕭。もの寂しげに降っている様子。
「めんめん」「ひひ」「しょうしょう」などは、この地方では聞き慣れない表現だと思います。しかし、雪と密接な関係の地方は、こうした表現があり、その他にも多くの表現があるようです。
「2024.7.16 雨のオノマトペ」でも、雨について触れていますが、日本語は豊かな言語で、こうした天気や自然現象に関する表現は様々なものがあります。
また、「雨」「雪」の他にも、「光」「風」「雲」「雷」「霧」「波」「気温」など、随分と幅が広く、古くは、平安時代から使われている言葉もあり、先人が作ってきた表現に、感心するところです。海外に多くはない、こうした繊細な表現について、折に触れ、学ぶのもいいですね^^