2025.11.6 合唱発表会の位置づけ
- 公開日
- 2025/11/06
- 更新日
- 2025/11/05
校長室より
本日は、「合唱発表会」。古中生がこの記事を読む頃は、「やりきった感」で一杯のことでしょう。
その合唱発表会ですが、実施する根拠はどこにあるでしょうか。昨年度も紹介していますが、改めて、触れたいと思います。
文部科学省が作成している「学習指導要領」の「第5章 特別活動」にある「2 各活動・学校行事の目標及び内容」には、以下のように明記されています。
〔学校行事〕 2 内容 (2)文化的行事
平素の学習活動の成果を発表し、自己の向上の意欲を一層高めたり、文化や芸術に親しんだりするようにすること。
とあります。そして、各教科別に、細かな解説が書かれている「解説 特別活動編」には、以下のように書かれています。
文化的行事には,生徒が各教科等における日頃の学習や活動の成果を総合的に発展させ,発表し合い、互いに鑑賞する行事と、外部の文化的な作品や催し物を鑑賞するなどの行事とがある。前者には、文化祭、学習発表会、音楽会(合唱祭)、作品発表会などがあり、後者には、音楽鑑賞会、映画や演劇の鑑賞会、伝統芸能等の鑑賞会や講演会などが考えられる。
とあります。まさに、文中に「音楽祭(合唱祭)」(※本校は「合唱発表会」)とあり、このことを根拠に、多くの学校が「合唱」にまつわる行事を実施しているのです。
また、ただ歌って、聴くだけではなく、もう少し踏み込んで「留意すること」が、以下のように綴られています。
・発表する能力を育てたり、他者の発表等を見たり聞いたりする際の望ましい態度を養う
・自主性、創造性を高めるとともに、目的に向かい協力してやり遂げることにより成就感や連帯感を味わい、責任感と協力の態度を養う
・異学年相互の交流を図りながら、学校独自の文化と伝統を継承し、特色ある学校づくりを推進する
・学校の内外で発表することにより、家庭や地域の人々との交流を深め、学校への理解と協力を促進する機会とする
・生徒の希望や意見を生かし、この行事の一部については、生徒が自ら活動の計画を立て、意欲的に活動できるように援助する
本日を迎えるまでに、各学年・学級は、上記のような留意事項を意識しながら取り組んできました。おかげで、素晴らしい合唱になったと思います。
3年生の人は、生涯で最後になる「合唱発表会」かもしれませんね。3年間、お疲れ様でした。意外と、何年かたっても歌えたりするから面白いものです。
学年問わず、保護者の皆様におかれましては、帰ってきた古中生に、ぜひ、「よかったよ」「がんばってたよ」など、労いの声かけをしていただければ幸いです^^

