学校日記

2025.1.24 全国学校給食週間

公開日
2025/01/24
更新日
2025/01/24

校長室より

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今日1月24日から、30日までの1週間は、「全国学校給食週間」。この間の給食は、県内の郷土料理や、昔ながらの給食が献立となり、食について考えるきっかけとなる1週間となっています。

ちなみに、どのような経緯で「全国学校給食週間」が成立されたのでしょうか…。
日本での学校給食は、今から135年ほど前の、明治22年に山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の私立忠愛小学校で始まったようです。お弁当を持ってこられない子どもがたくさんいたため、この小学校を建てたお坊さんが、昼食として「おにぎり、塩鮭、漬け物」を出したのです。
その後、全国で「給食」として実施されるようになったものの、第二次世界大戦による食料不足により中止せざるを得なくなりました。

やがて戦争が終わるも、食べ物がなく、お腹をすかせて何も食べられずに学校に行く子どもも少なくありませんでした。
すると、日本の子ども達は、戦争が始まる前と比較して、平均して6cmも身長が低くなっていたのだそうです。 
そんな中、アメリカのアジア救済団体から、小麦粉や脱脂粉乳、缶詰などが送られ、昭和21年12月24日に東京、神奈川、千葉の3都県の学校で試験給食が実施されました。
それ以来、12月24日を「学校給食感謝の日」と定めていましたが、冬休みと重なるため、1月24日から30日までの1週間が「全国学校給食週間」となり、現在に至っています。


この「全国学校給食週間」は、文部科学省から、実施要領の通達があります(参照:全国学校給食週間の実施について(令和元年12月11日付元文科初第1168号))。よって、全国各地で「学校給食の意義、役割等について児童生徒や教職員、保護者、地域住民等の理解と関心を高め、学校給食の一層の充実と発展を図ることを目的」として、様々な取組が行われています。

お爺さん、お婆さんの時代はもちろんのこと、お父さん、お母さんの時代と比較しても、随分と、現在の給食は様変わりし、献立はバラエティーに富み、味付けも、多くの児童生徒が食べやすくなるよう、工夫されています。

ぜひ、この機会に、給食や食に対する感謝の気持ちを育むとともに、給食作成に関わる多くの方々に感謝するきっかけになるといいですね^^