2025.3.3 静岡三城巡り
- 公開日
- 2025/03/03
- 更新日
- 2025/03/02
校長室より
昨日(2日・日)は、静岡県内にある、徳川家康と関わりの深い城を巡る日帰りの週末旅を実施しました。結果的に、訪れた先は、「駿府城」「掛川城」「浜松城」の3城。他の行き先候補として、「諏訪原城」「高天神城」もリストに挙がっていましたが、時間の関係上、上記の3城となりました。
ちなみに、3城が、家康とどのような関りがあったかと言うと、以下の通りです。
駿府城: 徳川家康が晩年を過ごした、静岡市内にある城です。家康は、この城を「隠居城」(余生を過ごすための城)として整備し、政治の中心地としました。家康の死後も江戸幕府の重要な拠点として機能した城でもあります。
掛川城: 戦国時代に今川氏の重臣、朝比奈泰煕(あさひな やすひろ)によって築かれた城です。家康は、1568年にこの城を攻め落とし、支配下に置きました。現在の天守閣は1994年に木造で復元されたものです。
浜松城: 家康が1570年に本拠地を移した城です。家康はこの城で武田信玄との戦いである「三方ヶ原の戦い」を経験し、その後の出世の礎を築きました。そこから、「出世城」とも呼ばれている城です。
いずれも、現存する天守はなく、更地であったり、再建されたレプリカだったりしますが、再建された天守や御門などを見たり、敷地全体を見渡したりすることで、当時の息遣いが伝わってくるようでした。
個人的に興味深かったのは、現在も残っている浜松城の自然石による石垣である「野面積み」(のづらづみ)と、現存天守の松江城を思わせる天守(写真右)、そして、江戸時代末期に再建され、現在もその面影を残す掛川城の御殿です。
河津桜や梅も咲く暖かい陽気の中、いいリフレッシュができました。
静岡県には、大小様々な城址があり、興味がつきないところです。今後も見聞を深めていきたいと思うのでした。
古中生の皆さんの中にも、「歴史好き」「城好き」な人がいたら、静岡県に限らず、行きたい城を訪れると、世界が広がるかもしれませんよ^^
(※ 写真は、左から、「駿府城巽櫓」「掛川城天守」「浜松城天守」です)