学校日記

2025.5.2 「ラーケーションの日」の取材

公開日
2025/05/02
更新日
2025/05/02

校長室より

ここ数日、名古屋へ会議に出かけることが何度かあり、他地区の何人かの校長先生から「古知野中学校がテレビで出ていたね」と言われることがありました。

保護者の方・古中生は、ご覧になられたでしょうか。


4月21日(月)のTBS系列の「Nスタ」と、26日(土)の同じくTBS系列の「情報7days」の2番組から、「ラーケーションの日」に関する電話取材を受け、放送されたものです(但し、Nスタは、関東エリアで放送。東海エリアはネットニュース)。


放送された内容ですが、今年は、いわゆる「飛び石連休」だったことから、「28日(月)に休みだったらいいけど、学校があるし…」という愛知県外の方の声に対し、「ラーケーション」を実施している愛知県の学校の状況はどうなっているのか、そもそもどんな制度なのか、というものです。


取材の裏話でこんなやりとりがありました。

ちなみに、4月28日(月)の本校のラーケーションの取得状況は、13人(きょうだいも1人と計上)。本校の生徒数は891人、通常学級数が25クラスであることから、クラスに1人もいない計算になります。

番組側は、まあまあの数の生徒が取得しているものと思っていたのか「多くないですね」と言われました。「連休の谷間に、クラスの半分くらいの人が取得したりしないのですか」というのですから「それはありえないです」と返答。「昨年度一年間で、取得している生徒は、全体の4割程度です。6割は取得していません。4割の生徒についても、『1日のみの取得』が最も多く、誰もがラーケーションを取得しているわけではないですよ」と補足しました。


これは、「2025.4.14 ラーケーションの日 その1」でも触れましたが、「国の調査によると、土曜日に勤務している方が、全体の約50%、日曜日に勤務している方が、約30%いる」という数からも妥当な結果だと感じています。取材では「そもそも、『取得せねばならない制度』ではなく、週末仕事・平日休日という保護者が、家族の時間を過ごすために使う『カード』だと思っています」「GWは混んでいるので、比較的空いているオフシーズンで使用する家庭が、一定数ありますよ。そうした取得が可能な家庭は、ゆったり『ラーニング』できると思うので…」と伝えると、「なるほど」と…。


愛知県発祥のラーケーション制度は、全国的にも広がりを見せていますが、どのように活用するか、がポイントだと思っています。学校に通いたい生徒は学校に通えばよいと思いますし、個人的には、オフシーズンに取得することで、ゆったり過ごせ、高いサービスの質を受けられるように思うので、そうした活用も一つだと考えます。

取得を考えている家庭は、上手に活用し、「学校では学べない学び」を体験してほしいと思っています^^