2025.5.10 「西洋絵画の400年」
- 公開日
- 2025/05/10
- 更新日
- 2025/05/08
校長室より
GWの後半4連休中に、名古屋市美術館で行われていた、見出しの「西洋絵画の400年」という展覧会を観てきました。
これは、東京・八王子にある「東京富士美術館」から作品をお借りした、見応えのある展覧会です。
名古屋市美術館の公式ホームページには、以下のように記されています。
1983年、八王子に開館した東京富士美術館は、絵画、彫刻、写真、陶芸、武具など、約3万点のコレクションを誇る、日本でも有数の美術館です。中でも西洋絵画の充実ぶりは群を抜き、ルネサンスから現代まで400年を超える西洋絵画の歴史を一望できます。さらにルネサンスからロココ、新古典主義など、日本の美術館では珍しいオールド・マスターの優品がそろっているのも、このコレクションの大きな特徴です。
今回の展覧会では厳選された83点の絵画によって、西洋絵画400年の歴史を振り返ります。きら星のごとき巨匠たちの傑作の数々に目を奪われるだけでなく、理念や思想を伝える手段としての絵画から、色彩と形態の喜びをうたい上げる絵画へと、時代とともに変貌するその本質を学ぶことができます。「まるで美術の教科書を見ているようだ」。会場をめぐるあなたは、きっとそうつぶやくことでしょう。
大きく二つにカテゴライズされた場内は、まず「絵画のジャンルとランク付け」と題し、「歴史画」「肖像画」「風俗画」「風景画」「静物画」の5つのジャンルに分けられた作品が並びます。
写真のような「サン=ベルナール峠を越えるボナバルト」を描いたジャック=ルイ・ダヴィッドの工房の作品が最初に目に飛び込んでくると、次々と写実的な絵が並びます。
そして、「激動の近現代-「決まり事」の無い世界」と題し、「物語/現実」「幻想の世界」「光と色彩の饗宴」「フォルムと空間」のジャンルの作品が並びます。ドラクロワ、ゴッホ、ミレー、ルノワール、モディリアーニ、シャガール、デ・キリコ、ゴーガン…などなど、教科書作品のオンパレードです。
チラシや、チケットには「まるで美術の教科書」と記されており、まさに、その通りでした。
そして、一部の作品を除き、基本的には撮影が可能で、私も何枚か写真を撮ったことから、上記のように、紹介することができています。
老若男女、多くの人で賑わっていた展覧会は、6月8日まで開催しています。興味がある人は、ぜひ足を運んではいかがでしょうか^^
(※ 上記写真中央と、右の作品名、画家名は分かりますか?)
■特別展 珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年|名古屋市美術館