2025.5.28 万博
- 公開日
- 2025/05/28
- 更新日
- 2025/05/26
校長室より
3年生は、修学旅行2日目。本日は、大阪万博会場に来ています。
そもそも、「万博とは?」と思っている古中生もいるかと思うので、ここでは、簡単に解説をしたいと思います。
まず「万博」とは、略称です。正式には、「国際博覧会」と言い、「万国博覧会」とも呼ばれることから「万博」と略され、英語では、「Universal Exposition」と言うことから、「EXPO」(エキスポ、エクスポ)などと呼ばれます。
この万博ですが、外務省サイト内の「国際博覧会条約」を見ると、定義が定められていることが分かります。3項あるうちの2項を以下に記します。
1.博覧会とは、名称のいかんを問わず、公衆の教育を主たる目的とする催しであって、文明の必要とするものに応ずるために人類が利用することのできる手段又は人類の活動の一若しくは二以上の部門において達成された進歩若しくはそれらの部門における将来の展望を示すものをいう。
2.博覧会は、二以上の国が参加するものを、国際博覧会とする。
上記のように、「公衆の教育」を目的としているので、老若男女、誰が訪れても新たな発見がたくさんあるのですね。そして、ポイントは「二以上の国が参加するもの」であるということ。複数国でないとダメなのです(しかし、「万」とありますが、「二」で良かったのですね!)。
ちなみに、今回の万博では「158の国と地域」「7つの国際機関」「17社の企業」が参加しています。
なお、「国際機関」は、「欧州連合(EU)」「東南アジア諸国連合(ASEAN)」(←社会で学習しますね)などになります。
1798年に第1回の万博がパリで開催され、ヨーロッパを中心に何度か開催されると、アメリカ、ブラジル、カナダなどで行われるようになりました。
そして、1970年には、アジア地域で初となる日本での万博が大阪で開催されると、2005年には、愛知で開催され、そして、2025年に再び大阪で開催されるという経緯があります。
ちなみに、1970年から2005年の間には、「認定博覧会」と言い、今回の万博のような「登録博覧会」と異なり、科学や園芸など、特定のテーマに焦点を当て、開催期間や規模を小さくした万博が、沖縄、つくば、大阪で行われています。
それぞれに目玉となる出展があり、先端技術や、出展国や地域の特徴的な文化を知ることができるのは大きな特色でしょう。
そんなことを知ると、貴重な機会であることが分かりますね。
今回の大阪万博も、日を追う毎に、来場者が増え、盛り上がってきています。今日も、基本的には並んで各パビリオンに入場している状況です。
今日は、古中生の皆さんに、新しい発見があることを期待しています^^