土日祝日限定雑学・豆知識シリーズ38
- 公開日
- 2019/05/12
- 更新日
- 2019/05/12
土日の話題
【紅茶にも新茶がある?】
緑茶も紅茶も、もとは同じお茶の木の葉を摘み、それぞれ別の製造過程を経て作られている。緑茶の場合は八十八夜の頃に摘んだ新芽が一番茶(新茶)で、その後はニ番茶、三番茶となるが、紅茶も同様にその年最初の葉を摘んだものを新茶という。ただし、緑茶と違うのはお茶としての価値。緑茶は新茶がもっとも高く、二番茶、三番茶となるにつれて価値も値段も下がっていくが、紅茶の場合は新茶がかならずしも価値が高いわけではない。紅茶の場合は、その産地によってもっとも味と香りのよい時期があり、これを「クオリティー・シーズン」とよんでいる。たとえぱダージリンの場合は、一番摘みの新茶であるファースト・フラッシュよりも二番摘みのセカンド・フラッシュのほうが、品質がよく、高い値段で取引されている。