土日祝日限定 雑学・豆知識シリーズ 112
- 公開日
- 2020/01/12
- 更新日
- 2020/01/12
土日の話題
【みたらし団子は聖なる食べ物】
みたらしを漢字で書くと「御手洗」となります。「御手洗」とは、神社の入り口にあって参拝者が手や口を清めるための場所をいいます。その付近で売られていたのが始まりで、みたらし団子となりました。
このみたらし団子がどうして串に刺してあるかというと、串はもともと、神にかかわるもの、神意の宿るものとして呪術の道具にも使われていたものなのです。古来、神にものを供えるとき、榊(さかき)に鏡・玉・剣などを飾り、それを玉串と呼んでいました。その後、その木の枝が純化・洗練されて一本の串となり、神に奉納するものをその串に刺すようになりました。それをマネたのが串刺しの団子なのです。