土日祝日限定 雑学・豆知識シリーズ 118
- 公開日
- 2020/02/09
- 更新日
- 2020/02/09
土日の話題
【車や飛行機にと雷が落ちても心配無用】
ボディーのほとんどが鉄でできている自動車には、雷が落ちる可能性がある。特に平野など、周囲に高い物体がない所で雷に出合ったら、落ちるのを覚悟したほうがよい。しかし、もし落雷しても、車内のドライバーは感電しない。自動車が鉄の容器になっているため、車体だけに電流が流れ内部には電場が生じない。この現象は電気遮蔽として説明される。雷の電流は車体表面を通って地面に抜けるだけで、車内を通ることはないのである。
飛行機が雷雲に入った時にも、同じことがいえる。機体の避雷針をめざして雷が落ちても、電流は機体表面を流れるだけだ。事実、旅客機にもよく落ちるが、機体に小さな穴があくくらいで、乗客は落雷そのものに気づかないことが多い。同じ理由で、燃料に引火するなどということはまず考えられない。