土日祝日限定 雑学・豆知識シリーズ 130
- 公開日
- 2020/03/15
- 更新日
- 2020/03/15
土日の話題
【日本人がちょんまげを結った現実的な理由】
日本人がちょんまげを結ったのには現実的な理由がありました。
ちょんまげは、かつては武士階級が行う結い方でした。武士は戦のときに兜をかぶって戦いましたが、湿度の高い日本では、戦闘中、兜をかぶっている頭が蒸れてしまいます。その蒸れを防ぐ結い方として考えかれたのが、ちょんまげでした。
やがて、江戸時代になり、太平の世が訪れると、武士だけでなく庶民もこぞって月代を作った髷を結い始めるようになりました。ただ、髷の結い方も身分によって違いがありました。浪人などは月代を作りませんでしたが、これは単にお金がなかったためであるとか、主君を持たないため兜を被る機会がなかった(=戦に出る機会がなかった)からであるともいわれています。