土日祝日限定 雑学・豆知識シリーズ 135
- 公開日
- 2020/03/29
- 更新日
- 2020/03/29
土日の話題
【親鳥は一日に何回ヒナにエサを運ぶか?】
ワシやタカのような大型の島は、ウサギやヘビを捕まえてきて、ヒナに与えるので、
エサを運ぶ回数も少なくて済みますが、小島はそうはいきません。なにしろ、エサが毛虫などの小さな虫ですから、数羽のヒナに分け与えるにはかなりの数が必要となるからです。
イギリスで行なわれたコマドリの観察結果では、小鳥の両親は1時間に29回もエサを運んできたと言います。つまり、2分に1回の割合です。
日本のシジュウカラは、ヒナがかえって数日間は、父親のオス島だけがエサを運ぶために奔走しています。母親のメス島は巣に残って、まだ毛の生えないヒナを体温で温めてやらなければなりません。父親がエサを運んでくると、母親がそれをくちばしで受け止めてヒナに与えるのです。ヒナが少し大きくなると、母親も巣を出て両親でエサを運ぶようになります。ヒナの食欲がどんどん増すので、二羽で運ばないと間に合わないからです。多いときには、1日に数百回にも及びます。