2025.11.5 持久走の季節
- 公開日
- 2025/11/05
- 更新日
- 2025/11/05
校長室より
涼しく(寒く?)なってきました。体育の授業では、「持久走」が行われ、朝の教室からは、得意でない生徒の「あ゙ー、走りたくないー」というブルーな声が聞こえてくる季節となりました。
私自身、長距離を走ることは得意ではありませんが、健康維持と体型維持のため、40台から本格的に走り始めました。大会にエントリーしないと、ランニングもサボってしまうので、決して速くはありませんが、年に一本はフルマラソンを走り、2本前後はハーフマラソンを走っているため、長い距離を走ることに抵抗感は薄らぎつつあります。要は「慣れ」かな、と思っています(しかし、フルマラソンは、やはりキツいです!)。
さて、そんな持久走ですが、きちんと体育の授業で実施をする根拠が「学習指導要領」に掲載されています。
第2章 各教科の目標及び内容
第9節 保健体育 第1款 体育
(2)内容の取扱い(中学校)
ア 陸上競技の運動については、走・跳・投などの運動を通して、記録に挑戦する楽しさや、運動を持続する能力を高めることを重視すること。
イ 持久走などの運動を通して、自らの体力に応じて運動を継続することの大切さを理解し、粘り強く取り組む態度を養うこと。
「自らの体力に応じて運動を継続することの大切さを理解し、粘り強く取り組む態度を養うこと。」が目的です。
決して、速く走らなくてもよいのですが、自分の体力の現在地や、走れるようになる向上感を味わいながら取り組めるとよいのです。
この持久走、戦後の体育から、「体力・健康づくり」を目的に導入されるようになったようです。昭和の時代には、多くの学校で「校内マラソン大会」的なことが行われており、当時は、私自身「嫌い」な行事でした(笑)。そんな人が今は走っているのですから、不思議なものです。
このように、決して長距離走が得意でない人が、大人になってから、親しむにようになるということはよくある話です。
今は「あ゙ー」と言っている人も、10年後、女子なら「ウィメンズマラソン」に出場し、「バカラ」のグラスをゲットしているかもしれません。
今は、辛いかもしれませんが、がんばって取り組むと、世界が広がるかもしれませんよ^^

