学校日記

学校保健委員会開催

公開日
2008/11/08
更新日
2008/11/08

学校生活

 11月8日(土)1,2年生では授業公開、3年生は進路説明会を行い、その後、全校生徒と保護者を対象に、「心が響き合うコミュニケーション」と題して、親業インストラクターの原田洋子先生を講師に、親子のコミニュケーションのあり方について、お話をお聞きしました。
 親子がお互いの思いや考えを「分かり合う」ための会話の効果的な進め方についての学習会でした。子供が「白いボールを投げてきたら」(自分の気持ちや考え=「私メッセージ」、親は「白いボールを投げ返す」(子供の気持ちを確認するメッセージや親自身の気持ち)ことが、相互理解にとても効果があるということです。
<例>
○子供が夜遅くになっても帰らず、親は心配と怒りでいらいらしながら待っている場合
親:「今までどこをうろうろしていたんだ!いい加減にしろ!」
子:「いちいちうるさいな。俺の勝手だろ!」
親:「何だ、その口の利き方は!早く帰るのが当たり前だろ。・・・」
 以下は想像できますね。お互いが怒りをぶつけ合って、分かり合えないまま、お互いに相手の言動に対して言葉をぶつけています。(これを「あなたメッセージ」といいます。)
では、親業による方法では・・・・
親:「遅かったね。今まで心配で眠れなかったんだよ。」(親自身の「私メッセージ」
子:「・・・・」
親:「何処かで事故に遭ったかも知れないとか、悪い人に誘われて何処かへ行っている   のかとか、そんな気持ちで待っていたんだよ。」(親自身の「私メッセージ」
子:「(そんなに心配していてくれたのか・・・)」

 このような感じで会話が進み始めます!もちろん、いつもうまくいくとは限りませんが、自分の怒りや心配、不満を「相手をやっつけるメッセージ」(あなたメッセージ)にして投げかけることは、子供の反発や無理解を助長することにつながりやすいのです。白いボールがきたら、白いボールで会話を返してやる。白いボールに、赤いボール(相手を無視した一方的な言葉や怒り)で返すのではなく、白いボールで、返してやること。そこに分かり合える糸口があるということです。
 親子だけでなく、教師と生徒、大人同士、子供同士でも、対話の成立する基本的な心構えとして、大変参考になるお話でした。
 写真は、本校職員による会話の寸劇です。白いボールの会話が、双方の心を解きほぐし、分かり合える雰囲気になっていく場面です。



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