昨日は、入学式を終えると、1年生は教室に入り、既に教室で待機していた2・3年生とともに、スタジオからの中継で、始業式を行いました。
始業式では、「第1学期始業式」ではありますが、入学・進級にあたり、まだまだのびしろのある古中生が、この一年間、さらにワンランク上の古中生になるために、「3つ」の心掛けてほしいことを「キーワード」にして、話しました。
この「3つのキーワード」は、本HPの上部にある「スクロールテキスト」にも掲載しました。
今後は、このキーワードを意識して、学校生活を送ってほしいと思います。
そうすれば、きっと、ワンランク上の古中生になることは間違いなし!です。
始業式式辞は、以下の「詳細はこちらをクリックしてください」に掲載いたします。
よろしければ、ご覧ください。
式辞
2年生、3年生の皆さん、進級おめでとうございます。
そして、1年生の皆さん、先ほどは、立派な態度で入学式に臨めました。すでに古中生の一員である自覚が伝わってきました。
先ほどの入学式式辞で伝えましたが、古知野中学校は、今年で、78年目を迎えた伝統ある学校です。みなさんには、伝統を受け継ぎ、自信と誇りをもちながら、充実した中学校生活を築いてほしいと願っています。
そこで、まだまだのびしろのある皆さんが、この一年間、さらにワンランク上の古中生になるために、「3つ」の心掛けてほしいことを話します。
メモの用意はいいですか?
1つ目は、「利他共生」です。
どういうことか、というと、「他者を生かしながら、共に生きる」という姿勢です。
もう少し、具体的に言えば、「誰かのために動く」ということです。
「困った人がいたら助ける」「数学で分からないところがあったら教えてあげる」「次の人が使いやすいように、整理整頓しておく」などの行動です。
「利他共生」を意識し、「お互いさま」という気持ちで、日頃から自然に行動できると、さらに、温かい学校になりますね。
2つ目は、「24時間をデザインする」です。
どういうことか、というと、自分で、24時間をどう過ごすのか、デザインしながら、すなわち、考えながら、日々を過ごしてほしいということです。「24時間」という時間は有限ですが、「使い方」は無限です。
限られた時間を、有効に使えるように、自分で判断し、コントロールできるようになってほしいのです。
部活動の時間が以前より短くなり、自分の時間が増えたと思いますが、その時間をどう過ごすか、その積み重ねは大きいと思います。
ぜひ、この4月という節目に、「24時間をデザインする」ことをテーマに掲げ、充実した一年間にしてほしいと思います。
3つ目は、「凡事徹底」です。
どういうことか、というと、簡単な表現をすると、「当たり前のことを当たり前にしっかりとやる」ということです。
江南市には、「人の話を聴く」「あいさつをする」「時間を守る」「清掃をする」という共通努力目標がありますが、どれも、自分を高める基盤となる生活習慣です。
これらのことを徹底することはもちろんのこと、「履き物をそろえる」などの整理整頓や、身だしなみを整える、などの「当たり前」もあるでしょう。
「毎日続けて当たり前 当たり前を続けて一人前」などという言葉もあります。
ぜひ、小さな「当たり前」を積み上げることで、大きな成長につなげ、一人前になってほしいと思います。
実は、以上の3つは、本校の校訓「誠実、創造、剛健」につながります。
「利他共生」は、「誠実」
「24時間をデザインする」は、「創造」
「凡事徹底」は、「剛健」 です。
これらの3つを心掛け、これまでよりワンランク上の古中生をめざしましょう。
そして、これらを「スマート」に、「クール」に、そして「スタイリッシュ」にこなしてほしいと思います。
今年度は、4月から、アフターコロナの状況で、教育活動を展開していきます。
ぜひ、新しい歴史の1ページ目を皆さんとともに創り上げていきましょう。
様々な活動にがんばる古中生を、先生たちは、全力で応援し、支えることを約束し、式辞といたします。
令和6年4月5日
江南市立古知野中学校長
水谷 政名