学校日記

やさしい心が一番大切だよ! 学校保健委員会から

公開日
2009/09/19
更新日
2009/09/19

学校行事

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今日の学校保健委員会  9月19日(土)

○演題「やさしい心が一番大切だよ」
○講師 NPO法人 ジェントルハートプロジェクト 理事
   小森美登里氏(横浜市在住)
 氏は、いじめで死に追い詰められた娘のメッセージを伝えたいと、全国各地を周り、いじめのない社会、温かい教室と学校の実現を目指し、活動してみえる方です。

 今日は、体育館ではなく、会議室からTV放送で全学級の生徒に講演をしていただきました。娘の死から、母として教えられた数々の思いをもとに、命の大切さについて、分かりやすく生徒に伝えていただきました。

○心に傷を受けた子は、次第に生きるエネルギーを失っていきます。
○たった一言の言葉の暴力で眠れない日々を送ることになります。
○いじめている子は、何か心の中につらくて悲しいことを抱いています。
○そんな子は「スポンジみたいな先生や大人」がいると、我慢している心の内をはき出すことができます。
○娘を失って今、全ての子供達へ、「生まれてきてくれてありがとう」と言えるようになりました。
○大人が仲良くつながること、一緒にあったかい学校をつくっていくこと、あったかい地域をつくっていくことが大切です。

 子供達への4つの問いかけ(直ぐに答えが出なくてもじっくりと考えてほしいこと)

問1「自分のいった言葉や行為で友達を傷つけてしまったら、皆さんはどうしますか?」
問2「そこに理由があれば、人が人を傷つけてもよいと思いますか?」
問3「今まで友達を無視したりしたことがありますか?」
問4「幸せに生きていくためのたった一つのことはお互いの人権を守り合うことです。生まれたときから、誰もが自分の背中に自由の翼をもっています。自分にはどんな翼があるのでしょうか。」

○人間がもっている大切な宝物、それは「ことば」。そのことばを使って解決をはかっていきましょう。
○人は人と出会い、つながり、支え合いながら生きていくことしかできません。そしてつながるときに一番大切なものは「やさしい心」です。
○世界に一つだけの花。一人一人ちがっても、立派な花を咲かせてください!
 生徒は集中して聞き入り、何かを感じ取っていました。

 下校時には、重苦しい話であったにもかかわらず、やさしい心をもって生きるという小森さんからのメッセージを受け止めて、すがすがしい顔の生徒を何人も目にすることができました。

 学校文書欄に、小森さんの「生まれてきてくれてありがとう」の詩を掲載しました。ご覧ください。