学校日記

2024.7.9 書籍「プロ野球の監督は中間管理職である」

公開日
2024/07/09
更新日
2024/07/09

校長室より

2024.5.26 未来を創る思考と行動」の記事で、福岡ソフトバンクホークス元監督・工藤公康氏の講演を拝聴した旨を記載しました。その中で、「6月発売の本をAmazonでポチッたのは言うまでもありません」と記しましたが、6月下旬に、該当の本である「プロ野球の監督は中間管理職である」が届いたので、先週の福井県への出張に持参し、移動時間やすきま時間に読了しました。

読んで思ったのは、学校の管理職や学年主任、多くの子どもたちを抱える担任・部活動の顧問、企業等の管理職や中間管理職等、幅広い働く人にお薦めできる本であったということ。

特に、「考える選手を育てる」の章の、「思考を成果に結びつける」「練習の『意味』を聞かれたら、答えられるようにしておく」や、「選手との目線をそろえる」の章「選手を『知る』」「選手にはいつも『同じトーン』で話す」「声を掛ける『タイミング』に気を配る」等、学校で言えば、子どもたちや少経験者職員を育てる手法や、企業内での人材育成に関わる内容が盛りだくさんに掲載されていました。

監督というポジションに、決して、胡坐(あぐら)をかくことなく、謙虚に、監督としての自分の対応の仕方を見直したり、組織内の風通しをアップデートしたりする工藤元監督。さすが、7年間で5度の日本一を達成するだけあります。個人的には「なるほど」と思う内容がたくさんありました。保護者の皆さんも、職場での立ち居振る舞いの参考になるように思います。気になる方は、ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。