2024.9.15 明日は「敬老の日」
- 公開日
- 2024/09/15
- 更新日
- 2024/09/15
校長室より
明日16日は「敬老の日」です。そんなタイミングで思うのは、「『高齢者』とは何歳から?」ということ。法律では、老人福祉法が「(老人ホームへの入所などの対象が)65歳以上の者」としていたり、国民年金法では「老齢基礎年金の支給は65歳に達したとき」などとしていたりすることから、「65歳」が一つの目安となっていることが分かります。
しかし、現在では、バリバリと働いている人は多いですし、元気な人はたくさんいることからなんだか合わないような気もします。
実際、10年前の2014年の内閣府調査ではありますが、「自分が高齢者だと感じるか」という質問に対し、60〜64歳の人の86.4%が「いいえ」と答え、65〜69歳の人の71.8%が「いいえ」と答えていることから、該当年齢層の本人たちも、高齢者だという自覚がない人が多いことがわかります。10年たった2024年の今、調査をすれば、さらに、顕著な傾向が現れることでしょう。
ちなみに、今年65歳になる有名人を一部紹介すると以下の通りです(敬称略。古中生はわかるかな…^^;)
渡辺謙、吉田鋼太郎、京本政樹、石井竜也(米米CLUB)、春風亭昇太、柴田理恵、田中美佐子、榊原郁恵…
誰もが、現役で芸能活動をこなす、元気な方ばかりです。
こうした状況を踏まえ、日本老年学会は、2017年に「高齢者の定義は『75歳以上』が適切である」と提言を出しています。
とは言うものの、「敬老の日」の趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」というもの。特に「多年にわたり社会につくしてきた」というところにフォーカスし、身内のお婆ちゃんやお爺ちゃん、身近な高齢者に「これからも元気に過ごしてね」という言葉かけをすることは大切なことだと思います。
古中生の皆さん、もし身近に、お年を召された方がいれば、そんなひとことをかけられるといいですね^^