学校日記

2024.9.24 「世界から見た日本」

公開日
2024/09/24
更新日
2024/09/24

校長室より

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先週水曜日(18日)に、日本特殊陶業市民会館で行われた、「父母と教師の教育を語る会 教育講演会」に参加してきました。

講師は、芸人の「千原せいじ」さん。演題は、見出しのような「世界から見た日本」というもの。

少し前まで、「世界の村で発見!こんなところに日本人」という番組で、アフリカの数十カ国を回られたり、貧困・就学困難への支援や国際協力の推進等を主な事業とする一般社団法人を設立したりしている千原せいじさん。自分の目で世界中の多くの国の実情を見てきたことから、その話には説得力があり、学びが多い講演会でした。
以下に、話の一例を紹介します(文責水谷)。



●服のリサイクルをアフリカに送る活動があるが、ゴミは所詮ゴミ。受け取った国が処分せねばならず、焼却のための燃料代が必要になり困っている。
●タイの公共交通機関は、お坊さん、子供、妊婦さんには必ず席を譲る。子供の頃から、席を譲られてきたので、大人になれば、当たり前のように席を譲っている。
●タイの道路の交通渋滞は、互いに譲り合っているから。
●トイレがない地域で、観光客がいる前で、排泄をするのを見て驚いた。しかし、見えないところで一人で排泄していると、誘拐されるなどの危険な目に遭うためということを知った。
●熱々のゆで卵が出てきたとき、「なぜ水につけないのだ」と思ったら、その地域では水は不衛生なので、客に配慮し、あえてそうしてくれていたということを知った。
●日本は、空き地があると、駐車場にするが、ルワンダは、花壇にする。ルワンダは、戦争で男性がほとんど亡くなってしまったため、政治家はほとんど女性。街はとてもきれいになり、「女性1人で旅行できる国」ベスト10にランキングされている。
●「成功」の反対は「失敗」ではなく、「何もしない」である。「失敗」は行動している。海外の野球で「送りバント」を失敗し、選手が「すみません」と謝ると、「プロのくせに謝るな。たまたま失敗しただけだ。次が大事だ」と言う監督がいた。



などなど…。紙幅の関係で、一部しか紹介していませんが、他にも「なるほど」という話がたくさんありました。

改めて、「知る」ということは、「自分の感性を磨く」ことにつながると感じました。
千原せいじさんの言動に、今後も注目したいと思いました。