2024.11.26 長距離走
- 公開日
- 2024/11/26
- 更新日
- 2024/11/26
校長室より
寒くなり、いよいよ体育の授業では、この時期恒例の長距離走の授業が行われるようになりました。
保健体育の体育分野は、全部で8つの領域に分けられています。「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「武道」「ダンス」「体育理論」です。さらに、「陸上競技」の中に「長距離走」という内容項目があり、実践するものです。
学習指導要領の解説書には、長距離走の技能の目標として、以下のように記されています。
イ 長距離走
長距離走では,自己のスピードを維持できるフォームでペースを守りながら,一定の距離を走り通し,タイムを短縮したり,競走したりできるようにする。ペースを守って走るとは,設定した距離をあらかじめ決めたペースで走ることである。
指導に際しては,「体つくり運動」領域に,「動きを持続する能力を高めるための運動」として長く走り続けることに主眼をおく持久走があるが,ここでは,長距離走の特性を捉え,取り扱うようにする。
また,走る距離は,1,000m〜3,000m 程度を目安とするが,生徒の体力や技能の程度や気候等に応じて弾力的に扱うようにする。
ということで、本校では、男子が1600m、女子が1200mの距離で、個々の持久力・走力を高めることをねらいとしています。
持久走が得意でない生徒は、「いやだなー」と思うこともあるかと思いますが、速さに関係なく、自分のタイムが上がると嬉しいもので、「次回も頑張ろう」と思えるのはこの領域のいいところです。
そして、授業を見ていると、待機組からの「頑張れー!」「ラストー!」という励まし合いの声掛けは、温かく、見ていてほっこりさせられます。
私も、先々週末にフルマラソンを走ってきましたが、沿道の応援に随分と励まされ、つらいところを走れるようになるのですから「声掛け」には不思議な力があるものです。
これから、数時間行われますが、自身の持久力を高めつつ、生徒の温かい関係性も高められるような長距離の授業を展開できれば、と思っています^^