2025.12.5 カラーバス効果
- 公開日
- 2024/12/05
- 更新日
- 2024/12/05
校長室より
「カラーバス効果」という心理学用語があります。
「意識している物事ほど、関連する情報が自分のところに舞い込んでくるようになる」ことを指す心理学用語です。
「カラーバス(color bath)」は、「色を浴びる」という意味。
例えば、「今日は赤い物をいくつ見つけられるだろうか」と、考えながら街を歩いていると、街中に存在する今まで意識したことがなかった赤いものが目に飛び込んでくるようになります。
このように、意識していることに関連する情報が、無意識のうちに自分のところにたくさん情報が集まるようになることを、「カラーバス効果」といいます。
自分が乗っている車とすれ違うと、他の車よりよく目についたり、自分が持っているものと同じ物を持っている人が目についたり、「欲しい」と思っているものを持っている人が目につくのも同じことです。
このことから、人間は、視界に入ったものを「目」で見ているのではなく、「脳」で見ていることが分かります。
したがって、意識していないと、視界に入っていても「見えていない」ことがあるのです。
逆に、意識するようになると、今まで気づかなかったことが、今まで以上に見えるようになるということであり、情報量が一気に増えます。
興味関心を「もつか、もたないか」で、情報の吸収力は随分と変わってくることになるのです。
「何かを気にする」ことが、様々な知識を広げる第一歩になります。
古中生の皆さん、ぜひ、「気にすること」を心がけてみませんか^^