2024.12.13 横断歩道を渡るときは、気をつけて!
- 公開日
- 2024/12/13
- 更新日
- 2024/12/13
校長室より
「年末の交通安全県民運動」実施期間は、10日(火)で一区切りとなりましたが、交通事故が発生しやすい12月です。引き続き、事故に遭わないよう、交通安全にはくれぐれも気をつけてほしいと思います。
そんな中、JAF(日本自動車連盟)が、11月8日に発表した、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2024年調査結果)」によると、次のような結果が出ています。
・信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象(6,647台)に行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は3,525台(53.0%)という結果となった。これは、前年の調査時と比べて7.9ポイントの増加となったが、依然として約半数のクルマが止まらない結果となった。
・愛知県・61.0% 岐阜県・75.2% 三重県 64.3%
・全国最高値:石川県・80.9% 全国最低値:富山県・31.6%
これらの結果は「何を示しているか」というと、「車を運転する人は、一時停止をしなければなりませんよ」ということはもちろんですが、裏返すと、「歩行者は、気をつけないと、横断歩道でも事故に遭う可能性がありますよ」ということです。
実際、私が、信号機のない横断歩道で立っている歩行者を見つけ、車を止めたときにこんなことがありました。
歩行者は私の車に安心し、当然、反対車線の車も止まるだろうと、横断歩道を渡ろうとした瞬間、反対車線の車が止まらずに横断歩道を通り過ぎていき、もう少しで事故に…という場面に遭遇したのです。しかし、それは、1回や2回ではありません。
止まってくれた車がいたとしても、反対車線の車も止まるのを待ってから渡る必要があります。上記の数値で考えると、「2台に1台は止まらない」計算になるのですから、残念ながら、現時点では「止まらない」前提の方が安全かもしれません。
冬場は、黒をはじめとした色の濃い服を着がちで、夕方から明け方までは、歩行者が見づらくなります。明るい色の服を着たり、反射材のついたものを持ったりするなど、自分の命は自分で守る必要もあります。
古中生の皆さん、ぜひ、引き続き、気をつけてくださいね^^
■信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2024年調査結果) | JAF