学校日記

2024.12.27 映画「型破りな教室」

公開日
2024/12/27
更新日
2024/12/27

校長室より

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先週末には、映画「型破りな教室」を観てきました。その前週に、映画「小学校〜それは小さな社会〜」を観てきましたが、この冬は、「必ず『小学校』と『型破りな教室』の2本は観ておかねば」と思っていたので、早々に観られてよかったです。

「治安最悪な国境の町の小学校で起きた奇跡の実話」というキャッチコピーの本映画は、実在する学校・人物をもとに、メキシコであった実話を映画で、原題が「RADICAL」というもの。「radical」とは、「根本的な」という意味であることから、映画は、教育の本質をついた内容になっています。

ストーリーは以下の通り



麻薬と殺人が日常と化した国境近くの小学校。子供たちは常に犯罪と隣り合わせの環境で育ち、教育設備は不足し、意欲のない教員ばかりで、学力は国内最底辺。しかし、新任教師のフアレスが赴任し、そのユニークで型破りな授業で、子供たちは探求する喜びを知り、クラス全体の成績は飛躍的に上昇。そのうち10人は全国上位0.1%のトップクラスに食い込んだ!



子どもたちは学びに飢えていて、きっかけさえあれば、どん欲に学ぶのだということを改めて思わされました。日本は、恵まれた環境で教育が行われていますが、果たして、そんな環境を生かし切れているのか、と同時に思わされました(ここは、教員として反省するところかも…^^;)。

映画に登場する子どもたちは、全ての児童がハッピーエンドでないところが、またリアルです。しかし、そんな中、貧困家庭に育つパロマという児童は、独学で学んだ数々の知識を、フアレスの学級でいかんなく発揮。卒業後は、その才能を称える全国の人々から寄付金が集まり、アメリカで学ぶというサクセスストリーを歩んでいることを知り、心が晴れました。

教員はもちろんのこと、子育てをする保護者もご覧になってはいかがでしょうか。教育や子育ての「radicalを考えさせられる、いい映画です^^

映画『型破りな教室』公式サイト