学校日記

2025.1.10 「陸上だけやっていればいいという考えの子は…」

公開日
2025/01/10
更新日
2025/01/10

校長室より

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3学期が始まり、1週間が経ちました。
古中生のみなさん、「学校モード」に体内時計を変えることができていますか…^^;

今日も、「2025.1.5 「勉強をする癖がない子は…」」に続く、スポーツ関連のニュースサイト「THE ANSWER」に掲載されていた、箱根駅伝に関する興味深い記事の第2弾をここで引用・紹介させていただきます。

中央学院大学の川崎勇二監督は、次のように語っていました。



うちは、競技者である前に学生である。だから、学業を疎かにしてはいけないとはっきり言います。私は、指導者ですが、教育者でもあります。授業をさぼる学生は、練習には出しません。(中略)強い選手でも単位不足の学生は退寮させました。(中略)(スカウトの段階で保護者が)タイムや方針ではなく、学費免除とか、どういう免除があるんですかということだけをストレートに聞いてきます。高校時代にそういう免除があり、当たり前になっているのです。大学には陸上で行くのに、なぜ授業に出て、単位を取らないといけないのかって思う子が多いのですが、そういう子は大学でも社会に出てからも通用しません。うちは陸上の前に社会に貢献できる人材を育成するのを重視しています。陸上だけやっていればいいという考えの子は、社会に出ても何もわからない。すべて周囲のみんながやってくれるものだと思ってしまうので、人間的にバランスが欠けてしまうんです。(※下線は私が加筆)


文武両道を求め、毅然と対応している監督の考えは厳しそうに見えますが、後段の「なぜ授業に出て、単位を取らないといけないのかって思う子が多いのですが、そういう子は大学でも社会に出てからも通用しません。」「人間的にバランスが欠けてしまうんです。」という言葉に、真意が見えてきます。

人生100年と言われる時代です。学び直しは何度もできる世の中になってはいますが、物事に対する根本的な「考え方」を間違えてしまうと、学び直しも難しかったり、競技引退後の生活も厳しくなったりすることも少なくないようです。

1月5日の記事にも記したように、決して得意でなかったり、好きでなかったりするかもしれない「勉強」から、いかに逃げずに向き合えるか。そこに頑張れるかどうかが、その人に対する評価にもなるように思います。
古中生の皆さん、2025年は、スマホやゲームの時間をコントロールして、いかに学習の時間に充てられるか、そんなことを考えながら行動しませんか^^

スポーツ特待生に「競技だけ」の甘え許さず 「条件は?」という保護者の声も…勉強を疎かにさせない箱根常連校の規律 | THE ANSWER