2025.1.11 おかげさまで
- 公開日
- 2025/01/11
- 更新日
- 2025/01/11
校長室より
人は、どうしても「自分中心」で、物事を考えがちです。
そんなをとき、この詩を読むと、ハッとさせられます。
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おかげさま 上所重助
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか 静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ 先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて 得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
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「おかげさまで」。
お世話になった人や親切にされた人に感謝の心を表す、大切にしたい言葉です。
そんな気持ちをもっていると、上所さんが言うように「世の中はきっと明るくなる」のでしょうね。古中生の皆さんも「おかげさまで」を忘れず、引き続き、学校を明るくしていきましょう^^