2025.2.10 義務教育で触れる物語文
- 公開日
- 2025/02/10
- 更新日
- 2025/02/10
校長室より
3年生が通行する本館1階の廊下に「義務教育で学習したお話をあつめました☆」の見出しで、義務教育9年間で触れた物語の一部を、数点掲示しています。
「あー、これあったねー」という懐かしむ声が聞こえてきそうです。
ちなみに、義務教育9年間で、国語の教科書には、何点の教材数が掲載されているのでしょうか。
調べてみると、小学校国語では、読み物として、約30点の「文学作品」に触れています。
しかし、中学校国語では、「物語・小説」という文学作品が、3年間で、約10点に激減するのです。
その代わりに、中学校では、「説明文」「記録文」「随筆」「論説」などが15点となり、幅広い文章に触れていく構造になっています。
したがって、物語文は、9年間で約40点に触れることになります。
これは、多いのでしょうか、少ないのでしょうか‥?
しかし、あなどることなかれ、道徳の教科書の読み物は、9年間で約300点にものぼります(!)。
合わせて、約350点と、実は、多様な物語に触れているのです。
個人的には、こうしたしくみが、日本に住む人々の「本を読むこと」「文章を読むこと」ということを最低限保証し、一定水準以上の読解力がもてるような力を育んでいるように思います。
そして、なんといっても、学校には図書館があり、さらに多くの物語等に触れることができます。
読書は「心の栄養補給」だと思います。ぜひ、古中生の皆さんには、可能な範囲で、義務教育卒業までに、多くの物語や小説などの本に触れてほしいと思います^^