2025.3.18 第2学年進路説明会にて
- 公開日
- 2025/03/18
- 更新日
- 2025/03/18
校長室より
昨日は、2年生の進路説明会が行われました。
私立高校の受験先の決定まで残り9ヶ月、公立高校の出願まで残り11ヶ月弱となり、3年生ではないものの、既に進路決定まで残り1年を切っています。
「もう1年ない」と考えるか、「まだ1年ある」と考えるか、状況によってそれぞれだと思いますが、いずれにしても、時間は有限です。こうしてホームページを見ている間も、時間は過ぎていきます。
これまで以上に「24時間をデザインする」意識が必要になってきます。
そのような状況の中、説明会の私からの挨拶の中で、スマートフォンの使用時間にまつわる話をしました。主な内容は、以下の通りです。
・ 保護者の皆さんが中学生の頃と大きく異なるのは、スマートフォンの有無である。保護者が中学生のときと比較して、現在の生徒は「学習時間が減少している」「睡眠時間が減少している」「睡眠の質が低下している」ことが分かっている。
・ スマートフォン等の操作が1時間を超えると、学力が低くなるという調査結果も出ている。「2時間以上勉強したとしても、3時間以上スマホを使用する生徒」と、「ほとんど家で勉強しないが、スマホを使用しないという生徒」を比較すると、後者の方が、成績が良いという結果も出ている。
・ 便利なツールなので、節度をもって有効に活用すればよいが、そうでない使い方をしている人は、家庭でどうするとよいか話をしてみるとよい。
・ マイクロソフトの創設者のビル・ゲイツや、アップルの創設者のスティーブ・ジョブズらが、自身の子どもに一定の年齢になるまでスマホを持たせなかったこと、使用時間には厳しい制限をかけていたという逸話もある。「いかに長時間の使用がよくないか」が分かると思う。
一時的な楽しみのために、目標が達成できなかった…となっては、悔やんでも悔やみきれません。そのリスクが、現代の子どもたちには、大いにあるということです。
日曜日の「校長室より」の記事「2025.3.15 時は金なり」でも掲載しましたが、2年生はもちろんのこと、1年生・新1年生についても、時間の使い方について、改めて、適切にデザインできるようにしてほしいと思います。
そして、頑張る新受験生を心から応援しています!^^