2025.3.20 600度の法則
- 公開日
- 2025/03/20
- 更新日
- 2025/03/20
校長室より
今日は、春分の日。今日は、まだまだ寒い日となりましたが、週末からは毎日20度を超える、温かい日になりそうです。いよいよ本格的な春が訪れようとしています。
そして、この時期になると、桜の開花時期が気になるところです。
そこで、今日は「600度の法則」というものを紹介したいと思います。
桜の開花には「600度の法則」という面白い仕組みがあります。この法則は、桜が咲くタイミングを予測するための考え方です。
桜が咲くには、気温が大切な役割を果たしています。特に、桜のつぼみが目を覚まして花開くまでには、ある程度の暖かさが必要です。この暖かさを「累積温度」と呼びます。「累積温度」とは、毎日の平均気温を足し合わせていったものです。そして、桜は累積温度がだいたい600度に達すると開花すると言われています。これが「600度の法則」です。
桜のつぼみが目覚めることを「休眠打破の日」と言いますが、例えばこの日を「2月1日」と仮定します。その日から毎日の最高気温を足していきます。その合計が「600度」になる頃、桜が咲き始めるのです。もちろん、この600度はあくまで目安で、桜の種類や場所によって少し違うこともありますが、2013年~2022年の過去10年間の東京の開花日と600度に達した日を調べると、最大でも3日のズレしかなく(ピッタリの日が2回、1日のみのズレが4回)、なかなかの精度です。
今年の名古屋の開花日は「3月25日」、満開日は「4月1日」と予想されています。街が、淡いサクラ色にあふれる日が待ち遠しいですね^^