学校日記

熱中症予防対策

公開日
2021/07/13
更新日
2021/07/13

学校概要

学校管理下における熱中症は、小学校・中学校・高等学校等を合わせると毎年5,000件程度発生しています。残念ながら死亡事故も年間数例発生しており、そのほとんどが保健体育科・運動部活動中によるものです。
特に、運動部活動においては、屋外や屋内で行われるスポーツで多く発生する傾向があります。それほど高くない気温(25〜30°C)でも湿度が高い場合には発生することが特徴的です。

そこで、本校では、熱中症予防の観点から、暑さ指数(WBGT値)を午前11時、午後1時半、午後3時半を目安に、運動場と体育館で測定しています。

暑さ指数が31を超えたら、原則、運動は中止します。
しかし、夏場はほぼ毎日のように暑さ指数が(28〜30)で、「厳重警戒」という場合がほとんどです。この場合については、指導者が十分に休憩の時間をとったり水分補給を指示したりすることで、運動部活動の時間を確保したいと考えます。夏場はとくにお茶やスポーツドリンクを多めに持たせてください。

昨年度、関東甲信地方限定で試験的な運用を先行的にスタートしていた「熱中症警戒アラート」が、今年度は全国規模で実施されます。環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される場合に、暑さへの「気づき」を呼びかけます。学校でも「熱中症警戒アラート」が出された場合には、保健体育科の授業・運動部活動以外でも生徒の健康状態を注視していきます。