学校日記

研究発表会

公開日
2022/10/28
更新日
2022/10/28

学校概要

研究発表会当日を迎えました。
昨日までにお子様を通じて「研究紀要」を配付いたしました。ご覧いただければ幸いです。

本校が江南市教育委員会から研究委嘱を受けたのは、新型コロナウイルスで、全国一斉休校中、入学式しかできなかった令和2年4月のことです。前年度から研究指定を受けることはおおよその教員は分かっていましたが、当時教頭として赴任した私には、着任早々、重い荷を背負ったというのが正直な気持ちでした。ほとんどの教員と面識がなく、一人一人の資質や能力も分からないまま、研究を進めなければなりませんでした。そして何より、学校がこれまでに経験したことのない一斉休校が2か月も続き、先が見通せない中、どのように研究を進めていけばよいのか悩みました。

6月からの分散登校後は、まず生徒の安心・安全を第一に考え、机、いす、ドアノブなどの消毒作業や、教員によるトイレ掃除が毎日の日課となりました。修学旅行は延期に次ぐ行き先変更、学校行事の大幅な見直し、3年生にとって最後の大会である「管内大会」が中止となり、生徒の中には「無力感」が漂っていました。がんばっても発揮できる場がなかったのです。生徒の心のケアを最優先に努め、生徒と対話する時間を多くもちました。そして、少しでも授業の遅れを取り戻そうと、教育課程とにらめっこしながら授業だけの日々が続きました。

このような中で、平成29年3月に告示された学習指導要領の主旨に則った研究主題を設定し、約2年半の月日が流れました。この間にも新型コロナウイルス感染症の波に左右され、アクセルとブレーキを交互に踏みながら教育活動を進めざるをえませんでした。
一方で、GIGAスクール構想が前倒ししてスタートしました。さらに、中央教育審議会では、令和3年1月の総会において「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して 〜全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現〜 (答申)」が取りまとめられました。

本日開催します研究発表会の実施計画は、本年8月20日の時点で決断しました。皮肉にも愛知県のコロナ感染者数が過去最大になったころでした。何のための研究発表会なのか、誰のための研究発表会なのかと常に自問自答しながら、コロナ禍におけるありのままの生徒の姿を見ていただき、さまざまな立場の方からご指導・ご助言を賜り、日々の実践を一度立ち止まって考える機会になればよいと考えました。

研究発表会を開催するにあたり、PTA役員・地区委員の皆様をはじめ、保護者ボランティア、学校運営協議会ボランティア、地域ボランチの方々には、道路案内をはじめ、駐車案内、受付、来賓接待等、さまざまな面でご協力をいただく予定です。心から感謝を申し上げます。

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