学校日記

教育講演会「いのちの授業 〜いのちのバトンタッチ〜」

公開日
2022/12/12
更新日
2022/12/12

学校概要

本日、5・6校時に教育講演会を行いました。
講師は、「NPO法人いのちのバトンをタッチする会」代表の鈴木中人氏で、演題は「いのちの授業 〜いのちのバトンタッチ〜 」です。

鈴木さんは長女を小学一年生のときに小児がんで亡くされています。鈴木さんは我が子の死を意味あるものにしたいと願い、会社を早期退職し、「いのちの授業」を始められたのです。17年もの間に千校以上の学校を訪問し、授業には30万人以上が参加しています。

どんなにつらい状況にあっても最後まで生き抜いた景子ちゃんの話はとても心を打たれ、生徒の中には涙を流しながら話を聞いている子もいました。私も自然に涙があふれ止まりませんでした。

鈴木さんは体験されたことを淡々と語り始めました。生徒は景子ちゃんのことを精一杯想像して聴いていました。講演のなかほどで、鈴木さんは「絶対に親よりも早く死んではいけない」と強い語気で二回繰り返しました。一瞬、すべての生徒や聴いている教職員の身体が硬直したような感じになりました。まさに鈴木さんの魂の叫びを全身で受け取ったのだと思います。

全校が一堂に会して「いのち」を考えるよい時間となりました。
ありがとうございました。