学校日記

「自由進度学習」の先進校視察

公開日
2023/02/08
更新日
2023/02/08

学校運営協議会

未来の教育として注目されている「自由進度学習」の先進校である名古屋市の小学校を視察させていただきました。

これまで150年続いてきた一斉授業においては、子どもたちが「学び」に対して窮屈感、強制感、義務感を抱き、「将来のため」「進路のため」などの追い込みによって「やらされている」感覚で学ぶことが当たり前になってしまっているとの課題が指摘されています。

子どもたちが目を輝かせて、主体的、自律的、能動的に「学びたい」という意欲をもって学ぶ姿を実現するためにはどうしたらよいのか、研究が進められているところです。

視察先の学校では、子どもたち全員が黒板をみていることや真ん中の教卓で熱弁をする教員の講義を一生懸命に聞いているという姿はありません。
子どもたちは、自由に机を動かしてペアやグループで学んだり、一人で黙々と学んだり、同じ問題を解くのではなく、自分の習熟に合わせて自ら問題を選んで解いたりしている姿がありました。
教員は、求められれば寄り添います。
学びの伴走者として、「資料」を選ぶか、「仲間」を選ぶか、「先生」を選ぶか、それは自己選択で、最適な方法を自分で考えます。
宿題は一切ないとのことでしたが、「続きは家でやろう」とか「土日でここ理解しなきゃ」などのつぶやきが聞こえてきました。
まさに、目を輝かせて学ぶ子どもたちの姿を目の当たりにしました。

視察した本校職員は、視察校の先生方や名古屋市教育委員会の方に、熱心に質問をしていました。

※写真は許可を得て掲載させていただきました。