名古屋を含む尾張地域の代表的な料理の一つに「きしめん」があります。
「きしめん」は小麦粉に水と塩を加えてこねて作るので，材料は「うどん」と同じです。
「きしめん」と「うどん」の大きな違いは，麺の幅と麺の薄さです。

「きしめん」の名前の由来は，キジの肉を使って料理したため，「きじめん」から変わったという説や，紀州の殿様（徳川御三家）が名古屋に滞在の時に，この麺を食べ，これが大評判になり，紀州麺の名が広がって「きしめん」となったという説があります。

麺の原材料となる小麦粉の産地や割合はそれぞれ違いますが，給食のきしめんは，愛知県産や国産の小麦粉が６８％入っています。
給食では，むろ削りでおいしいだしを取り，鶏肉，カマボコ，油揚げ，干し椎茸，ニンジン，ネギ，と具だくさんになっています。