平成22年度 修了式 校長講話
- 公開日
- 2011/03/24
- 更新日
- 2011/03/24
その他
この同じ日、東北地方では、多くの中学校でも修了式が行われているでしょう。しかし、私たちと違って、多くの避難者とともに、体育館の中で、この修了式を行っています。そのことを思うと、例年とは違う、様々な感情がこみ上げてきます。
また、生徒会を中心とした募金活動もご苦労さまでした。日本中の人が、支えようとしている気持ちが伝わることも、とても大切です。
さて、全員のみなさんに修了証を授与しました。1年生は、1年としての責任を果たし、2年生は2年生としての責任を果たしてくれたことと思います。先日の卒業生を送る会もそれぞれ心をこめた催し物でした。
晴れて4月からはそれぞれ、3年、2年に進級できます。
中学校は、3年間です。勇気をもって、自分の人生を切り開いく3年間であってほしいと思います。そのためには、確実に1年、1年、ステップアップし、成長していくことが大切です。
では、成長するとは、どういうことでしょうか。私が思うには、自分中心の考え方から、周りの人たちに支えられて成長している自分に気がついたり、 周りの人たちを支えることに喜びを感じたりすることだと思います。そうすれば今、自分が行わなければいけないことや、学習の意味も分かってくると思います。
この春休みは、わずか二週間ぐらいですが、この春休みに今年度の反省をし、来年度への心の切り替えを考えておかないといけません。
自分だけ、新しい年度に、新しいクラスの動きに乗り遅れないように、自分だけぽつんと残されないように。それぞれ2・3年生に進級した時どう生活していくか、必ず思い浮かべみてください。そうすれば、自然に心と体は、その準備をして動いていきます。
だれもが新しい学年には、何かしらの希望や夢をもっていると思います。
それを大切に、二週間後、この体育館に集まってきてください。