杉原先生のアメリカだより♪ #13 (10/25)
- 公開日
- 2011/10/25
- 更新日
- 2011/10/25
その他
Hi, everyone!
How are you?
今日は「びっくりしたことPart3」。「時間の感覚」の話です。授業中にこの話になり、結構盛り上がりました。
質問です。「夕方6時からのホームパーティーに招待されました。何時に行けばいい?」
日本人のマナーとしては、「6時ぴったりかちょっと過ぎ」というところですね。招待してくれた人は6時に間に合うように準備を進めるので、6時前に行くのは失礼に当たります。
さて、ほかの国々は、というと・・・。「7時までに行けばいい」という意見が多数。「8時」という意見も少々。いちばんおもしろかったのは、アメリカ人の先生の体験談。ブラジルに行ったときに、6時からのパーティーに招待されたそうです。先生は、6時に行きました。が、誰もいません。招待してくれた人がまだ準備をしていました。7時になっても誰も来ません。8時過ぎから人が集まりだして、結局パーティーが始まったのは10時近かったそうです。3〜4時間遅れるのは普通なんだとか。マナー違反ではないんですって。びっくりでしょ。
日本の電車も褒められました。アメリカの電車は、時間通りに来ない時も、みんな「もうすぐ来るだろう」と待っています。まあ、たしかに5分以内には来るんですけど。私たち日本人は、「なんで時刻通りに来ないのに知らせないの?」と思ってしまいます。日本だったら、2〜3分遅れるだけで、「遅れておりまして申し訳ありません」とアナウンスが入りますよね。トルコ人の友達曰く、「日本人は時間に正確なのよね。知ってるわよ!電車が時刻表通りに来るんでしょ。8:37発とか。本当にびっくりするよね。」いえいえ、それ、私たちにとっては普通のことなんですけど・・・。ベネズエラ人がそれに答えて、「えー!アメリカも相当時間に正確だし、ドイツはもっとすごいけど、日本はそれ以上なのね。」・・・というわけで、日本の電車は世界一だという結論に落ち着きました。
国によって、「普通」の感覚は様々。いろんな国の人と話すのは、本当に楽しいです。私たち日本人にとっては「普通」でも、世界が認めてくれる「美点」はたくさんあります。これからも大切にしていきたいですね。
それでは、See you!
※写真
左上:授業のワンシーン
右上:駅のホームと電車
下段:色づき始めた木々