先天性右手欠損というハンディを背負いながら野球を続け、ピッチャーとして、ソウルオリンピックで金メダルを獲得し、８９年にメジャーに入ると、ノーヒットノーランを達成するなど、８７勝を達成したアボット選手。

左手でボールを投げると、一球ごとに右手の先にはめていたグローブを左手にはめ変え、いざ、ピッチャーゴロなどでボールを左手でキャッチすると、そのボールを再度左手で握り直して一塁へ送球するという、まさに「神技」を一瞬でやってのけた選手でもあります。

できそうにないことを「できるように」してしまうには、本人の意志一つのようです。アボット選手の言葉には、説得力があります。