学校日記

教育講演会

公開日
2013/10/31
更新日
2013/10/31

学校行事

今日は、奥村幸治さんをお招きして、教育講演会を開催しました。
講演タイトルは、ずばり「イチロー・田中将大との出会いを通して」。

イチロー選手や田中将大選手と接してきたエピソードからは、多くのことを学ぶことができ、貴重なひとときとなりました。

まずは、大リーグで活躍しているイチロー選手にまつわるお話しです。
印象的なフレーズを以下に紹介します。

・ メジャーリーグは「メジャー」に始まり「3A」「2A」「1A」と段階があるが、一番若手が多い1Aの選手は、自分たちの練習時間と異なる、メジャーの選手と同じ朝6:00にグランドに集合する。メジャーの選手の立ち居振る舞いから、「一流とは何か」を学ぼうとする姿勢があり、その向上心はすごいものがある。

・ 大リーグでは、「人を磨く」ことを大切にしている。毎日のミーティングでは、監督から直々に話しがされる。「誇りに思われる選手になるためには」「応援される選手になるためには」などという話しを聞き、「人として成長していくこと」を大切にすることを説かれる。

・ メジャーになるには「強い体作り」と「運を掴む」ことが大切とどの選手も言う。しかし、「運を掴む」のは偶然ではなく、「人として当たり前のことを当たり前にする」と小さな運が掴め、それが積もり積もっていく。

・ イチロー選手の集中力はすごい。「なぜそんなにできるのか」と聞くと「自分のやるべき目標があるから」と言う。一つクリアすれば、また一つ目標ができる。「練習は目標をクリアするためにやるんです」と彼は言う。

・ イチロー選手が「目標は高くてはダメ。高いのは夢となってしまう」と言っていた。もし目標に「届かない」と、どんどんマイナスに考えるようになってしまう。目標の設定には気をつけないといけないと言っていた。その時、イチローは20歳。若い時から、考え方がしっかりしている。

・ 「今までの中で人に絶対負けない努力は何か」とイチローに聞くと「高校の3年間、10分だけだが、毎日素振りを続けてきた」と。10分とはいえ、365日毎日、3年間続けることは大変だと思う。「簡単なことほど続けるのは難しい」という。続けることが力になります。「継続こそ力なり」とイチロー選手も言っている。

・ 日本ハムの稲葉選手が、ワールドベースボールクラシック(WBC)で、イチロー選手とともにチームメイトとして頑張った時のことを話してくれた。「イチローは、練習で常に先頭に立ったり、後輩を連れてよく食事に行ったりしていた。チームメイトから絶大な信頼を得ていた。『チームが勝つためにできることを頑張ってやる』ということがどういうことかがわかった。自分もやるよ」と。

明日は、田中将大選手にまつわるエピソードを紹介します。お楽しみに!

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