教育講演会 その2
- 公開日
- 2013/11/03
- 更新日
- 2013/11/04
学校行事
今日は、先日の大リーグで活躍しているイチロー選手にまつわるお話しに続き、田中将大選手にまつわるエピソードを紹介します。
その田中将大選手。昨日の日本シリーズ第6戦では、残念ながら、昨年夏以来の敗戦投手となってしまいました。
試合後のコメントには「ここ一番で力が出せなかった。まだまだ僕は下手クソ、ということ」。と言い、どこまでも謙虚で言い訳をしないところが、さすがだと思いました。
しかし、前人未踏の年間無敗の勝率10割を達成し、すばらしい投手であることに間違いはありません。
以下は、そんな素晴らしい選手となる土台を築いたエピソードです。
・マー君が中2の頃、あと1試合勝てば全国大会という試合で、自分がチャンスを生かせず敗退したとき、先輩に申し訳ないと、随分肩を落としていた。その後、キャプテンになると、みんなより早くグランドに来て、みんなより早く準備をするキャプテンとなった。チームを引っ張るには何をすべきかをよく分かっている選手だった。
・マー君が中3のころ、駒大苫小牧高校野球部の当時のキャプテンの佐々木孝介選手は、「みんなでよくなろう」ということを目標にしていた。強くなりたい、うまくなりたいと思ったら「よくなる」ことが大切。そんな素晴らしいキャプテンにあこがれて高校進学を決めたと言う。マー君が高校1年の時、佐々木キャプテンのもと、甲子園の優勝を決めた。その佐々木選手は現在、駒大苫小牧高校野球部の監督となり、今秋、北海道大会で優勝を決め、甲子園で行われる「春のセンバツ」出場を確実なものにしている。
・アドバイスをもらったとき、まず耳を傾け、自分と考え方が違うからと言って否定することはやめる。必要じゃなかったら、引き出しにしまっておけばいい。いつか使えるときが来るかもしれない。いい選手はハイと言える素直な心がある。だから吸収できる。駒大苫小牧高校野球部には、監督も全ての選手にもそんな姿勢があった。
・「みんなでよくなろう」「みんなで吸収しよう」という姿勢が大切。そう思っていると「自分は何をすればいいか」「チームにとって何をすればいいか」など、疑問が芽生えるはず。それを実践すればいい。そんな雰囲気が当たり前のものになっていたのが駒大苫小牧高校野球部だった。
・先日の楽天がパリーグの優勝を決めたとき、選手がグランドで帽子を一斉に投げ上げてうれしさを表現していた。その後、その帽子を拾い集めていたのはマー君だったという。彼は、普段からゴミが落ちていれば拾い、ゴミ箱にさりげなく捨てていくという。そういうことができるから「運を掴む」ことにつながっているのだと思う。
イチロー選手、田中選手の生き方の、「まねをできるところからまねしていく」と良いですね。
奥村さんも、「まねができる『ものまね』が大切」と言ってみえました。
これからの生き方に活かしていきましょう!
講師の奥村さん、ありがとうございました!